洋上風力アドバイザリー 佐藤商会

日本のエネルギー安定供給の再構築に向け安全で確実な洋上風力発電所の実現と電力の安定供給を目指したアドバイザリー業務を提供


業務内容


洋上風力アドバイザリー

欧州米国の洋上風力発電所に関わる公開情報やアクセス可能なデータを徹底的に調査し、独自の解析や解釈をもとに、お客様の開発、基本設計、入札、EPCフェーズ、運転、撤去に至るまでの幅広いアドバイザリー業務を着床式及び浮体式洋上風力発電所事業に対して提供いたします。

下記記載のテーマに加えて、お客様のご要望に応じた柔軟なアドバイザリー業務を実施いたします

開発・入札・買収支援

開発初期段階でのPre FEED業務の提供から、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業者の公募に関する経験と独自の視点による分析及び欧州案件の事例分析より得た最適ソリューションに基づき、公募占用計画作成時における戦略立案及び各種アドバイザリー業務を提供いたします。

・開発海域候補の適合性分析及び経済性分析

・開発及びプロジェクトプロセス工程の策定

・公募アドバイザリー業務及び公募占用計画の作成助成

・リスクの特定とリスクシナリオの検討及び作成支援

・プロジェクト計画の蓋然性確保と運転開始日の最適化

・テクニカルアドバイザーとしての公募占用計画に対するレポート

・洋上風力発電所買収におけるテクニカルデユーデリジェンスに対するサードオピニオンの提供

プロジェクト計画

プロジェクト全体像を俯瞰し、プロジェクト固有条件と遂行時の市場環境の変化を予測し、蓋然性が高く予期せぬ事象にも対応できうるプロジェクト遂行を実現するための計画作成をご支援いたします。

・プロジェクト日程の立案支援

・蓋然性の高いプロジェクト計画の肝

・クリティカルパスの想定と対策

・欧州案件でのプロジェクト日程遅延の実態

・基地港湾利用に関わる戦略

・海上輸送及び港湾利用計画の最適化

・EPC及びO&M時の組織事例の分析と提案

・プロジェクトマネジメントコントラクター(PMC)及びオーナーズエンジ(OE)の活用

コスト検討

独自に開発した国内案件向け積算エンジニアリングツールを用いてプロジェクトコスト(CAPEX)及び運転維持費(OPEX)のシミュレーションを行い、お客様のプロジェクト戦略策定時における意思決定をご支援させていただきます。

・着床式及び浮体式洋上風力発電所のプロジェクトコスト(CAPEX)及び運転維持費(OPEX)の試算

・均等化発電原価(LCOE)の試算

・材料価格変動によるCAPEX感度分析

・OPEX変動要素の分析とシナリオ別感度分析

・国内調達金額及び地域調達金額の試算

・コントラクター及びサプライヤー見積金額の査定助成

・調達シナリオ毎のCAPEXシミュレーション

・発電コスト低減に向けた検討及びコスト変動分析

地盤・風況調査

地盤リスクは洋上風力発電所の建設において最も重要なリスクです。数十年来の海洋油田ガス田開発で培われた欧州の地盤調査の考え方とその手法を精査に分析し予期せぬ地盤リスク遭遇への対策を助言させていただきます。

・欧州での地盤調査の実態と標準手法

・地盤調査に関わる欧州スタンダードプラクティスの日本への適用

・地盤リスクに対する鉄板対処方法

・欧州案件での風況観測の実態

・発電量予測に関する最新手法

風車レイアウト・基礎設計

過去20年にわたり欧州の事業者は様々な取り組みを行い、最適な風車配置案を作成してきました。現時点においても更なる最適解をもとめて様々な取り組みを行っています。欧州の実例をもとに、また我が国固有の自然条件である地震台風を加味した基礎構造物設計に対して助言いたします。

・風車配置レイアウトの最適化プロセス

・最適風車配置の定義

・サイト調査、登録適合性確認期間による確認と風車配置案の最適連動

・タイプ別モノパイルの差異分析と仕様決定助成

・タイプ別トランジションピースの差異分析と仕様決定助成

・基礎構造物の重量に関する分析

・大型ボルトに関する分析

風力発電機

欧州米国で稼働している洋上風力発電所での6000基を超える風力発電機の建設及び運転に関わる精緻なデータ収集と解析を行い、洋上風力発電所において最も重要な風力発電機に関わるアドバイザリー業務を提供いたします。

・風車ブレードキャンペーン

・風車開発時期と市場導入から供給終了までの製品供給サイクル

・新モデル風車の初号案件での施工習熟カーブ

・風車ブレードリーディングエッジ エロージョン対策

・風車メーカ選定支援及び当該発電事業者様にとっての最適選定戦略

・風車コンポーネンツに関わる分析

調達・サプライチェーン形成

最新の市場状況を把握とともに市場環境の変化を予測し独自のデータベースを構築しています。発電事業者様における調達計画作成のための調査助成業務、サプライヤー様に対する事業戦略のご支援をいたします。

・調達先ロングリストの作成及びショートリスト化支援

・国内外サプライヤーの最新状況分析

・海外サプライヤーの日本市場に対する最新動向

・洋上風力向け主要資機材の最新市場分析と予測

・区域近傍での現地サプライヤー及び工事会社の調査と採用計画の立案支援

・洋上風力発電所建設に供される資機材及び船舶の需給バランスの予測と対策

・欧州における発注スキーム及びマルチコントラクトに関する分析

・海外調達時のリスクとその対策

洋上工事

洋上風力発電所の建設にかかわるリスク管理は重要です。予期せぬ事象に遭遇し、遅延が発生することにより後工程への深刻な影響が発生し、経済的損失も多大です。事前の周到な準備と適切な計画の作成、もしもの時のバックアッププランを欧州案件での実例を紐解き計画作成のお手伝いをいたします。

・建設フェーズでの事故トラブル100選の分析と対策

・パイルランの実態と適切な事前検討及びその対策

・パイル打設検討とパイルリフューザル発生時の対策

・ジャッキアップ船に対する分析

・Heavy Lift Crane Vesselによるモノパイル施工に関する分析

・Direct transshipment採用の欧州案件の事例分析

・欧州案件における撤去の工法事例分析と課題

・洗堀防止工におけるサプライチェーン形成計画

海底送電ケーブル

海底送電ケーブルの損傷やトラブルは発電事業にとって極めて重要なリスクです。欧州で稼働している総長8,000kmを超えるインターアレイケーブル、3,000kmを超えるエクスポートケーブルの独自の事例分析をもとに海底送電ケーブルに関わる様々なアドバイザリー業務を提供いたします。

・欧州案件における海底ケーブル不具合事例と不具合発生率の実態

・ケーブル不具合発生時の経済損失事例分析

・海底送電ケーブルの補修の最新手法

・海底送電ケーブル埋設時のリスク対策

・海底送電ケーブルの最新埋設工法

・海底送電ケーブルの状態監視システム

・インターアレイケーブルのレイアウトタイプ

・アルミニウム導体採用の海底送電ケーブルの分析

運転維持

欧州及び米国ではすでに129案件の洋上風力発電所の商業運転が開始されています。20数年にわたり様々なトラブルを乗り越えて運転維持を実施している129件での事象は貴重なノウハウの塊です。運転維持に対する独自の分析をもとにアドバイザリ業務を提供いたします。

・運転開始後の事故トラブル100選の分析と対策

・運転開始後の大規模修繕

・CTV及びSOVの運航実態

・タイプ別CTVの接弦時の海象限界条件の実態

・作業者移乗アクセス率向上のための方策

・風車OEMによるO&Mと自前O&Mに関する実態と差異分析

・風車OEMとのSAA契約の動向

・欧州案件での風車設備稼働率の実態分析

・ボルトの軸力管理

・風車向け鳥検知衝突防止システム

・O&M作業計画最適案シミュレーションツール

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